無期雇用派遣
無期雇用派遣の厚生年金について解説|加入条件と将来の需給への影響も紹介
2025年8月1日

無期雇用派遣として働く際、厚生年金の加入条件や保険料の仕組みは、安定した将来設計を考えるうえでとても大切です。派遣社員でも、一定の条件を満たすことで厚生年金に加入し、老後の年金受給額を増やすことが可能です。
この記事では、無期雇用派遣の厚生年金の基本からメリットまでをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
無期雇用派遣と厚生年金の基礎知識
無期雇用派遣は、派遣会社と期間の定めのない雇用契約を結び、派遣先企業で働きます。無期雇用派遣は、派遣会社が雇用主として、厚生年金保険の適用事業所となり、条件を満たせば厚生年金に加入できます。
厚生年金は、国民年金に比べて給付内容が充実しており、老後の年金額が増えるだけでなく、障害や死亡時の保障も手厚い点が特徴です。将来の生活設計において、安定した年金収入を確保できるのは大きなメリットです。派遣社員として長く安心して働くためにも、この制度をしっかり理解しておきましょう。
無期雇用派遣の厚生年金の加入条件
無期雇用派遣が厚生年金保険に加入するには、いくつかの条件を満たす必要があります。派遣社員として安定した生活を築くために、条件や負担の仕組みをしっかり確認しておきましょう。
具体的な加入条件とは
派遣会社を通じて、以下の条件を満たす場合に厚生年金に加入できます。
加入条件 | 詳細 |
---|---|
週の所定労働時間が20時間以上 | フルタイム勤務以外でも、週20時間以上働く場合が対象 |
雇用契約期間が2か月を超える(または超える見込み) | 無期雇用派遣の場合、基本的にこの条件を満たす |
月額賃金が88,000円以上 | 社会保険の加入基準として設定 |
学生ではないこと | 原則として学生は対象外 |
派遣会社が厚生年金適用事業所であること | 派遣会社が厚生年金の適用事業所である必要がある |
これらの条件をすべて満たす場合、派遣会社が厚生年金保険の手続きを代行してくれるため、派遣社員自身が役所で手続きをする必要はありません。
国民年金との違いと厚生年金に加入するメリット
無期雇用派遣として働く場合、厚生年金保険と国民年金のどちらに加入するのかは、将来の生活設計に大きく関わるポイントです。ここでは、両者の違いと、厚生年金に加入することで得られるメリットについて解説します。
国民年金と厚生年金の主な違い
無期雇用派遣として働く場合、厚生年金保険に加入することが多いですが、フリーランスや自営業者、学生などは国民年金に加入することになります。ここでは、それぞれの制度の特徴や保険料の違い、将来の年金額の差などを比較してみましょう。
比較項目 | 国民年金 | 厚生年金 |
---|---|---|
加入対象 | 自営業者、学生、フリーランスなど | 企業や派遣会社で働く労働者 |
保険料 | 定額(現在約16,520円/月) | 賃金に応じて変動(派遣会社と折半) |
年金額 | 一律で基礎年金のみ | 基礎年金+報酬比例年金で受給額が多い |
保障内容 | 老齢年金、障害基礎年金、遺族基礎年金 | 老齢厚生年金、障害厚生年金、遺族厚生年金(上乗せ) |
このように、厚生年金に加入することで、将来的に受け取れる年金額が増えたり、障害や遺族年金の保障が手厚くなるなど、安心して働けるメリットが多くあります。派遣社員として長く働き続けるなら、こうした違いをしっかり理解しておくことが大切です。
厚生年金に加入するメリット
無期雇用派遣として働く際、厚生年金に加入することで、国民年金と比較してさまざまなメリットがあります。老後の安心や働いている間の保障面でも、無期雇用派遣ならではの強みがあります。ここでは、安心して長く働くために知っておきたいポイントを詳しくまとめました。
- 将来的な受給額が増える → 厚生年金は、国民年金に比べて報酬比例部分があるため、老後の年金額が手厚くなります。
- 障害や遺族保障が充実 → 万が一の障害や死亡時の年金保障が国民年金より手厚い点も魅力です。
- 保険料を折半で負担 → 派遣会社と派遣社員で保険料を半分ずつ負担するため、個人の負担額が軽減されます。
このように、無期雇用派遣で厚生年金に加入することは、将来の年金額アップだけでなく、在職中の病気・ケガ・万が一の際のサポート、そして保険料の負担軽減といった、多角的なメリットがあるのです。長期的に安定して働きたい方には、ぜひ知っておいてほしいポイントです。
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厚生年金の保険料負担と支払い方法
無期雇用派遣として厚生年金に加入した場合、毎月の保険料負担がどのように計算され、どのように支払われるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、保険料の仕組みや支払い方法について詳しく解説します。
保険料の計算方法
厚生年金の保険料は、派遣社員の標準報酬月額をもとに決定されます。標準報酬月額は、基本給や手当などの給与額を基に算出され、社会保険料の計算の基準になります。派遣社員の給与額に応じて、負担する金額が異なる点に注意が必要です。
派遣会社と派遣社員の負担割合
厚生年金の保険料は、派遣会社と派遣社員で折半して負担します。たとえば、標準報酬月額が20万円の場合、派遣社員はその半分の保険料を負担し、残りを派遣会社が負担します。これにより、個人負担が軽減され、安定した加入が可能です。
給与からの天引きで支払う
厚生年金の保険料は、毎月の給与から自動的に天引きされます。そのため、派遣社員が自ら支払う手間はありません。もしも給与明細に疑問があれば、派遣会社の担当者に確認してみましょう。
このように、厚生年金の保険料は給与額に連動し、派遣会社との負担割合も公平に設定されています。安心して働くために、自分の給与明細をチェックし、保険料の負担額を理解しておくとよいでしょう。
厚生年金の受給と将来の年金額
無期雇用派遣として厚生年金に加入することは、老後の生活設計において非常に重要です。ここでは、厚生年金の受給条件や将来受け取れる年金額について詳しく解説します。
受給開始年齢と基本的な仕組み
厚生年金の支給開始年齢は原則として65歳からです(繰上げ・繰下げ受給も可能)。無期雇用派遣として働いている場合でも、会社員と同様に厚生年金に加入していれば、老後に年金を受け取る権利があります。
受給額の計算方法
将来受け取れる年金額は、加入期間と賃金額に基づいて計算されます。無期雇用派遣の場合、派遣会社を通じて社会保険料が控除されており、実際の賃金(給与明細)に基づいて年金額が積み上がっていきます。
- 加入期間が長いほど受給額が増える
- 賃金額が高いほど年金額が多くなる
この2点が大きなポイントとなります。
将来の安心に繋がる
厚生年金に加入していることで、将来の生活に一定の安心感を得ることができます。特に無期雇用派遣は派遣会社を通じて長期的に雇用が継続するケースが多いため、年金の加入期間も長くなりやすいのがメリットです。さらに、障害年金や遺族年金といった保障も含まれるため、もしもの場合も安心です。
このように、厚生年金は単なる退職後の収入源ではなく、人生設計の大きな柱となるものです。派遣社員として働く際も、自分の年金加入状況をしっかり確認し、将来の安心に繋げていきましょう。
まとめ
無期雇用派遣として厚生年金に加入することで、将来の年金受給額が増え、障害や死亡時の保障も手厚くなるなど、長期的に安心して働けるメリットがあります。特に、派遣会社との安定した雇用契約のもと、社会保険制度を活用しながらキャリアを築けるのが大きな魅力です。
改めて、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 無期雇用派遣は、派遣会社と期間の定めのない雇用契約を結ぶことで、厚生年金や健康保険などの社会保険に加入できることが多い
- 加入条件は、週20時間以上の勤務、月額賃金88,000円以上などが目安となる
- 厚生年金に加入することで、将来的に受け取れる年金額が国民年金よりも多く、安定した生活設計が実現しやすい
- 派遣会社を選ぶ際は、社会保険の適用事業所かどうかやサポート体制の充実度を確認することが大切
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